ヘルニア(2)
- つしま整体
- 2024年3月15日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年8月17日

ヘルニアの症状について
ちょっと医療分野の内容になってしまいますが、前回の続きとして簡単に書きます。
最初に言っておくと重症のヘルニアは整体院では対応できないので整形外科を受診してくださいね。
初期の軽度のものであったり、病院での治療が終わったあとでしたら整体院でも対応できます。
・頚椎(首)の間にある椎間板は常に圧力のかかる状態にあるので、組織の中で最も早く老化が起こるとされます。頸椎によって起こってくる疾患は様々であり、軽度は肩凝りから重度は身の回り動作が不自由となるまで多岐にわたり、病状の悪化で1→2→3→4の順に進行してきます。
【1首・肩部・胸部】、【2腕・手】、【3頭部・顔面】、【4下半身】
痛み、しびれ、だるさ、から始まり、筋肉の萎縮、その他多岐な症状が現れます。
・腰椎(腰)椎間板ヘルニアの代表的な症状は坐骨神経痛といわれる、お尻から太もも、足首にかけて痛みと痺れです。ぎっくり腰のように腰だけに痛みがある場合もあります。
何番目の腰椎に椎間板ヘルニアが発生しているかで痛みがでる場所も変わってきますが、多いのはお尻や太ももの裏の痛みです。
腰部だけが痛む場合もありますが、腰椎椎間板ヘルニアは日ごろから大きな負担がかかっている第4腰椎と第5腰椎の間と腰椎と仙椎の間で起こる事が多く、この部位の神経根は坐骨神経と呼ばれる下肢に走っている神経とつながっているため、圧迫されると下肢の痛みやしびれを伴います。
その他にも症状の悪化で足に力が入りにくさ、陰部や肛門の痺れや尿や便の出しにくさの症状がでる人もいます。
・胸椎の椎間板ヘルニアは、割合的に少ないですが、症状としては背中の痛みがや、脇腹に「ビリッ」と走るような肋間神経痛が現れます。
椎間板ヘルニアの治療は、大きく保存療法と手術治療に分けられます。
病院で行う保存療法は、手術以外の投薬治療や注射、コルセットなどの装具療法、リハビリなどを指します。これらは医療行為ですので病院で受けることになります。
